日常の業務や荷物の受け取りに頻繁に使われるシャチハタですが、目詰まりによって印影が不鮮明になることがありますね。
「温水で解決できるかも?インクが柔らかくなり印面のほこりも取れるのでは?」と考えるかもしれませんが、急ぎたい時にはより簡単な解決策を求めがちです。
しかし、ここで一旦停止。シャチハタは熱や水に敏感なのです。
この記事を参考にすることで、印面を傷めずに、より手軽に目詰まりを解消できます。
頻繁に使うアイテムだからこそ、いつもクリアな印影を保ちたいもの。適切なケアで長く愛用しましょう。
シャチハタ 目詰まりに温水はNG!熱と水への注意点
シャチハタの目詰まりを温水で取り除こうとすると、表面的には効果があるように見えます。
固まったインクが溶け出し、ほこりが流れ出る可能性があります。
シャチハタの印面はゴム製で、熱に敏感な性質を持っています。
熱によってゴムが収縮し、劣化を早めることになりかねません。
また、シャチハタは水にも弱いです。
内蔵されているインクが水を吸収すると、インクの漏出や滲みが生じる原因となります。
シャチハタの印面は、通常のスタンプパッドを使うタイプのスタンプとは異なり、インクを紙に転写する特別な構造をしています。
ゴムがスポンジ状になっており、それがインクを紙に伝えるメカニズムです。
ちなみに、適切に使用すれば、シャチハタは1万回以上押すことが可能です。
インクの補充により、使用期間をさらに延ばすことができます。
頻繁に使う方には、まさに必需品ですね。
次に、適切なケアでシャチハタをより長く使う方法について詳しく説明します。
シャチハタの目詰まり解消法は驚くほどシンプル
シャチハタの目詰まりの主な原因をご存知でしょうか?
領収書や伝票の印鑑によく使用されるシャチハタですが、複写紙に含まれる特殊な化学物質が原因で起こることが多いです。
これらの化学物質や紙から発生する粉、ほこりなどの微粒子がシャチハタの印面に詰まることがあります。
なので、微粒子を丁寧に除去することで、目詰まりは解消されます。
解消法は非常に簡単で、必要なアイテムはたったの1つです。
セロハンテープを使ってシャチハタのクリーニング
- 選んだセロハンテープをカットしてください。
- そのテープの粘着部分にシャチハタを軽く押し付けます。
- 印刷がクリアになるまで、このプロセスを何度か繰り返してください。
とても簡単な手順ですね。
セロハンテープの粘着力が細かなほこりをしっかりとキャッチしてくれます。
必要なものはセロハンテープだけなので、迅速かつ簡単に行えます。
シャチハタを傷めないように慎重に
このクリーニング方法を実施する際に注意したいのは、粘着力が非常に強いテープの使用を避けることです。
確かに、強力な粘着テープを使えば、一度に多くのゴミを取り除けるように思えますが、シャチハタの印面は非常にデリケートです。
特別な加工が施された印面は、強力な粘着テープによって損傷する恐れがあります。
大切な道具を守るためにも、穏やかな粘着力のテープを使用して、丁寧にケアしましょう。
シャチハタの長持ちさせるための予防的なケア
シャチハタは適切に管理すれば、1万回の使用が可能です。
長期間にわたって愛用するためにも、定期的なメンテナンスが重要です。
使用後のシャチハタは余分なインクを取り除く
使い終わった後は、不要な紙でスタンプを数回押し、余計なインクを取り除きましょう。
余分なインクが残っていると、ほこりや紙の繊維、化学物質が付着しやすくなり、印影が不鮮明になる原因となります。
印面にインクが詰まり固まるのを防ぐためにも、この簡単なステップを習慣にしてください。
シャチハタのメンテナンス用具を活用しよう
シャチハタをいつも清潔に保ち、目詰まりなくスムーズに使用するためには、メンテナンス用具の使用が推奨されます。
これらのツールは、目詰まりの主な原因である微細なゴミを効果的に取り除くのに役立ちます。
シャチハタ清掃用の専門ブラシ
印章の表面を専用のブラシでやさしくこすり、微細なゴミを除去します。
尖った物で印章を掃除しようとすると、印面が損傷する可能性があるため、このようなリスクを避けることができます。
シャチハタ清掃用のデブリリムーバー
印鑑ブラシとは少し異なりますが、このツールは細かいゴミを取り除くブラシの横に、クリーニング用のゴム部分が付いているのが特徴です。
ブラシで印章の表面を掃除し、微細なゴミを浮かび上がらせた後、クリーニング用のゴム部分を使って優しく除去します。
シャチハタを購入する際に、これらのメンテナンス用具も一緒に揃えておくと、日々のお手入れが容易になります。
シャチハタのメンテナンスをしよう
シャチハタの清潔を保ち、目詰まりを防ぐためには、適切なお手入れが必要です。
セロハンテープ、専門ブラシ、デブリリムーバーを使用し、印面を傷つけないよう注意しながら、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
これにより、シャチハタを長く、効果的に使い続けることができます。