時々、「こんな意味を持つ漢字はどんなものだろう？」と思う瞬間がありますよね。
特に、名前を考える際に「祝福を意味する漢字を入れたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、祝福を象徴する漢字をどのように表現するか、皆さんはお分かりですか？
私自身、突然「祝福」を意味する漢字を思い浮かべることができませんでした！
そして、似たような意味を持つ漢字も、すぐには思いつきません。
そこで、この記事では「祝福」を意味する漢字や、それに類似する意味を持つ漢字についてご紹介します。
「祝福」の意味は意外と多岐にわたる！
私たちが「祝福」という言葉を使う時、通常は喜びや祝いの気持ちを表すためです。
しかし、過去には「素晴らしい」「優れている」「見事な」といった、比類なき賞賛を示す際に使用されていました。
「お祝福」として敬意を表す用法もありますが、これにはやや間の抜けた意味合いを含むこともあります。
この記事では主に喜びや祝いを意味する「祝福」としてご説明します。
「祝福」と一文字で表される漢字は？
「祝福」を表す漢字を一文字でどう表現するか、皆さんはご存知でしょうか？
実は、「祝福」と読むことができる漢字にはいくつかありますが、一文字で表すと
- 瑞（めでたい）
- 禧（めでたい）
となります。
瑞は、「スイ・ズイ」と音読みし、「しるし・みず」と訓読みされ、喜ばしい前兆を示します。
禧もまた「祝福」と読まれ、「禧（さいわい）」とも読むことができます。
「禧」は幸福や喜びを意味します。
ちなみに、「祝福」と二文字で表すことはありませんが、三文字で表される例を紹介します。
「祝福」と三文字で読む漢字は？
三文字で「祝福」と読む漢字には
- 目出度い（めでたい）
- 芽出度い（めでたい）
があります。
目出度いは、祝うべき事象を意味し、芽出度いも同様に祝いや賞賛を象徴します。
異なる意味でも「祝福」と読む漢字
意外かもしれませんが、「愛でたい」という読み方をする漢字も「祝福」と同じ発音をします。
「愛でたい」は、「愛でる」（可愛がる）に希望の助動詞「たい」がついた形で、「可愛がりたい」という意味になります。
幸運を象徴する一文字漢字
- 寿（ことぶき・ジュ）
- 鶴（つる・カク）
- 福（さいわい・フク）
- 禄（さいわい・ロク）
- 和（なごむ・ワ）
- 安（やすい・アン）
- 結（ゆい・ケツ）
- 秀（ひいでる・シュウ）
- 慶（よろこぶ・ケイ）
- 愛（いとしむ・アイ）
- 希（まれ・キ）
二文字の漢字にはその意味も加えて解説します。
幸運を表す二文字漢字
- 吉兆（きっちょう）…良いことが起こる予兆
- 僥倖（ぎょうこう）…偶然得た大きな幸運
- 慶賀（けいが）…喜びを祝う行為
- 慶福（けいふく）…祝福される喜びの状態
- 万福（ばんぷく）…数え切れないほどの幸せ
- 飛躍（ひやく）…劇的な進歩や向上
- 豊楽（ほうらく）…豊かさと楽しみ
- 盛栄（せいえい）…栄えることの喜び
- 福寿（ふくじゅ）…幸福と長寿
- 鶴雲（かくうん）…幸運を呼ぶ美しい雲
特に注目されがちなのは「僥倖（ぎょうこう）」で、その意味の深さが魅力的です。
幸運の意味を持つ三文字漢字
- 慶雲飛（けいうんとぶ）…幸せを運ぶ雲が飛び交う様
- 歡無極（よろこびきわまりなし）…終わりなき喜び
- 亀龍壽（きりゅうのじゅ）…長寿を願う吉祥の言葉
- 福寿海（ふくじゅかい）…広大な幸福
- 彰嘉瑞（しょうかずい）…良い兆しを示す
- 福如雲（ふくくものごとし）…幸福が雲のように満ち溢れる
- 無彊福（むきょうふく）…限りない幸福
- 萬世福（ばんせいふく）…永遠の幸福
- 酔春風（すいしゅんぷう）…春風に酔いしれるような幸せ
- 祚無極（そむきょく）…限りない幸運
三文字の漢字はその複雑さと美しさで、特に意味深い表現を持っています。
これらの漢字は、縁起が良いとされ、人生のさまざまな場面で喜びと祝福のメッセージを伝えるために用いられます。
まとめ｜縁起の良い漢字とその意味
幸運や祝福を象徴する漢字は、一文字、二文字、三文字でそれぞれ多彩な意味を持ちます。
一文字漢字では、寿や福などが、幸福や長寿を意味します。
二文字漢字では、吉兆や僥倖などが、良い前兆や偶然得た幸運を表し、三文字漢字では、慶雲飛や歡無極などが、終わりなき喜びや広大な幸福を象徴します。
これらの漢字は、名前や記念品に用いることで、特別な瞬間をさらに意味深いものにすることができます。
