パソコンやスマートフォンで「つ」に濁点を追加し、「づ」を打つ方法が分からない時があると思います。
パソコンで「づ」を打つためには、ローマ字入力を使用して「DU」とタイプする必要があります。
この情報は知らないと理解できないでしょう。
この記事では、パソコンとスマートフォンの両方で「づ」を入力する方法に加え、「ず」と「づ」の区別、さらに「ち」の濁点付けや小さな「つ」の入力方法についても説明します。
パソコンでの「つ」に濁点を追加する方法
パソコンのキーボードでローマ字入力を使用し、「つ」に濁点を付けるには、全角モードで「DU」と入力します。
これにより「づ」が打てます。
慣れないうちは、「ZU」と間違えて「ず」を打ってしまうこともあります。
スマートフォンでの「つ」に濁点を追加する方法
スマートフォンでは、通常ひらがなのキーボードが使われます。
「づ」を入力する手順は以下の通りです。
- 「た」を3回タップする
- 次に「゛゜」を2回タップする
これで「づ」が打てます。
「ず」と「づ」の使い分け
日本語を書く際に、「ず」と「づ」の使い分けに迷うことがよくあります。
どちらが正しいのかを判断するのは難しいです。
ここではその使い分けについていくつかの例を示します。
連続する音の表記
例えば「続ける」は「つづける」と表記しますが、「つずける」とは書きません。
他にも、以下のような例があります。
- 葛籠(つづら)・・・ツヅラフジで作られたふた付きの容器
- 約める(つづめる)・・・長さを短くしたり、節約すること
一定の数量を等分する表現
それでは、「ずつ」と「づつ」の使い分けはどうなるのでしょうか。
例えば、「一つずつ」や「一個ずつ」という言葉があります。
ただし、「一つづつ」「一個づつ」と書いても誤りではありません。
これは、昔は「づつ」が正しい表記だったが、戦後の変化により「ずつ」が標準となった経緯があります。
具体的には、戦前は歴史的仮名遣いが用いられていましたが、1946年に現代仮名遣いが導入されたことが大きく関係しています。
しかし、現代ではわざわざ歴史的仮名遣いを使用する必要はないため、「ずつ」を使うのが一般的です。
関連がある単語のペア
次に挙げる単語では、「づ」を使用するのが適切です。
・子供連れ(こどもづれ)
・宮仕え(みやづかえ)
・小槌(こづち)
これらの単語は、それぞれ「連れる(つれる)」「仕える(つかえる)」「槌(つち)」という原語に由来しており、それぞれの関連性が明確です。
例えば、「子供を連れる」「宮廷に仕える」「小さな槌」は、その関連性から「づ」の使用を正当化します。
関連性のない単語ペア
一方で、関連性が欠けている単語では「ず」を用います。
- 稲妻(いなずま)
- 融通(ゆうずう)
例として、「稲」は稲、「妻」は妻という意味で、これらの間に直接的な関連性はありません。
だから「いなずま」と表記されます。
「融」は溶ける、「通」は通るを意味しますが、これらも直接的な関連性は見られず、「ゆうずう」と表記されます。
一般的に現代日本語では「ず」の使用が多いですが、以下のような特殊なケースでは「づ」が用いられます。
- 同じ音が連続する場合
- 一定量を均等に分ける際
- 関連性のある単語ペア
これらのルールは一見するとやや複雑で、覚えるには一つずつ理解していく必要があります。
「ち」に濁点をつける方法
ローマ字入力を使用するパソコンのキーボードで、「ち」に濁点を付ける手順を説明します。
濁音の「ぢ」を入力するためには、「DI」とタイプします。
よくある間違いは、「ZI」と入力してしまうことですが、「DI」で正しく「ぢ」を打つことができます。
スマートフォンでの入力方法は次の通りです。
- 「た」を2回タップします。
- 濁点キー「゛゜」を1回タップします。
小さい「つ」の入力方法
濁音の「づ」だけでなく、小さい「つ」の入力も時には難しいです。
パソコンのキーボードで全角モードを使用している場合、以下のいずれかの方法で入力してください。
- 「XTU」
- 「LTU」
これらの方法で小さい「つ」を打つことが可能です。
スマートフォンでの入力方法は以下の通りです。
- 「た」を3回タップします。
- 濁点キー「゛゜」を1回タップします。
日本語入力のコツを覚えよう
今回の記事では、パソコンとスマートフォンの両方での日本語入力のコツを解説しました。
パソコンでの「づ」「ぢ」の入力は「DU」「DI」とタイプすることで可能で、スマホではそれぞれ「た」を3回と2回タップ後に濁点キーをタップすることで入力できます。
また、小さい「つ」はPCでは「XTU」または「LTU」、スマホでは「た」を3回タップ後に濁点キーをタップすることで打てます。
これらのポイントを把握し、日本語入力の効率と正確性を高めましょう。