「おはよう・こんにちは・こんばんは」漢字でどう書くの?

当ページのリンクには広告が含まれています。

日本語の挨拶「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」は、普段はひらがなで表現されますが、漢字ではどのようになるのでしょうか。

以下がそれぞれの漢字表記です。

  • おはよう:御早う
  • こんにちは:今日は
  • こんばんは:今晩は

この記事では、これらの挨拶の漢字表記と、それらの意味及び語源を詳しく説明します。

目次

「御早う」の由来と意味

「おはよう」という朝の挨拶は、漢字で「御早う」と表記されます。

この言葉は、歌舞伎界に起源を持つと言われています。

歌舞伎では、朝早くからの稽古や準備が一般的であり、早朝に劇場に来た役者たちに、スタッフが「お早うございます」と挨拶していたことが始まりだとされています。

これが時を経て、現在の「おはよう」という形に変化したのです。

「おはよう」と言う時の意味合いには、「朝早くからの努力に感謝します」という意味が込められていることが多いです。

また、「今日も一緒に頑張りましょう」という意味も含まれていることがあります。

「おはよう」と「おはようございます」の使い分けについて

日常生活において、「おはよう」と「おはようございます」の使い分けは重要です。

「おはようございます」は、より正式な場や上司など目上の人に対して用いられる挨拶です。

  • おはよう:家族や友人、部下など親しい関係で
  • おはようございます:公式の場所、上司や先輩など

漢字で表記する場合、「御早う御座います」となりますが、これは日常ではあまり使用されません

「おはよう」を英語で表現すると?

「おはよう」の英語での表現は以下の通りです。

  • おはよう ⇒ Good Morning / Hello / Hi

一般的には「Good Morning」が使われますが、場合によっては「Good Morning, sir.」と敬称を加えることもあります。

また、相手の名前を付け加えることで親密さを表現することもできます。

さらに、「Morning」と短縮して使うことでカジュアルな印象を与えることも可能です。

「Hello」や「Hi」も間違いではなく、特に友人間での挨拶として頻繁に用いられます。

「今日は」の由来と「こんにちは」の漢字解説

漢字で表記すると「こんにちは」は「今日は」となります。

この挨拶は、人に出会う際の一般的な言葉が元になっています。

例えば、「今日はお元気ですか?」や「今日は晴れていますね」など、会う人との日常的な会話の中で使われるフレーズが起源です。

毎回長い挨拶を交わすのは面倒なため、短縮して「今日は」という形になったとされています。

また、誰かが「こんにちは」と挨拶した場合、同じ言葉で応えるのが一般的です。

これは、相手の挨拶を無視して新しい話題を切り出すことが失礼に当たるためです。

このように、「こんにちは」という言葉には、礼儀正しさと簡潔さが込められているのです。

「こんにちは」と「こんにちわ」の使い分け

「こんにちは」は通常このように書かれますが、「こんにちわ」と表記することもあります。

スマートフォンの予測変換機能がこれを引き起こすこともあるかもしれません。

正式な表記は「今日は」であるため、「こんにちは」が正確です。

ここでの「は」は助詞として使われており、「わ」では誤りになります。

親しい間柄で「こんにちわ」と使うのは許容されるかもしれませんが、公式の場やビジネスシーンでは適切ではないでしょう。

「こんにち」と「きょう」の違い

「今日」は「こんにち」とも「きょう」とも読むことができます。

どちらの読み方も正確ですが、使用する文脈によって変わります。

「こんにち」と読むときは、現在や今の時代を指すことが多いです。

「きょう」と読む場合は、その日の午前0時から午後12時までの時間を示します。

  • 今日(こんにち):現在、今の時代
  • 今日(きょう):その日の午前0時から午後12時まで

「こんにちは」の英語訳

「こんにちは」という挨拶を英語にすると以下のようになります。

  • こんにちは ⇒ Good Afternoon / Hello / Hi

標準的な表現は「Good Afternoon」です。

よりカジュアルな状況では「Hello」、親しい間柄では「Hi」と言うこともあります。

「今晩は」の語源と漢字での表記

「こんばんは」の漢字表記は「今晩は」となります。

この挨拶は、人との出会いで用いられる言葉が原点です。

「今晩は美しい夜ですね」や「今晩は一日が無事終わり、良い夜ですね」といった、相手に対する思いやりを示す言葉が短縮された形と言えます。

現代では単なる挨拶として用いられていますが、もともとは相手への配慮が含まれていたのです。

したがって、「こんばんは」と挨拶された際には、同じ言葉で返すことが礼儀とされています。

この背景を知ると、挨拶の大切さがより感じられますね。

「こんばんは」と「こんばんわ」の使い分け

「こんばんわ」という表記は、実際には誤りで、「こんばんは」が正しい形です。

しかし、「こんばんわ」と表記することで親しみやすさを感じる人もいます。

友人間などのカジュアルな場面では使われることもあるでしょう。

しかし、正式な場面では「こんばんは」という表記を用いるべきです。

「こんばんは」を英語で言うと

「こんばんは」を英語に訳すと、以下のようになります。

  • こんばんは ⇒ Good evening / Hello / Hi

礼儀正しい表現では「Good evening」が適切です。

他にも「Hello」や「Hi」を使用することができますが、これらはよりカジュアルな言い回しになります。

「Hello」と「Hi」は時間帯を問わず使えるため、非常に便利です。

日常の挨拶を新たな視点で見つめ直そう

日本語の基本的な挨拶「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」には、それぞれ漢字表記と豊かな歴史が存在します。

「おはよう」は「御早う」と表記し、元々は歌舞伎の世界から来た朝の挨拶で、励ましや感謝の意味が込められています。

「こんにちは」は「今日は」と書き、日常の会話を短縮した挨拶です。

「こんばんは」は「今晩は」と表記され、夜の挨拶で、元々は相手を気遣う意味がありました。

これらの挨拶を通じて、日本語の深い文化的背景を理解し、相手への敬意を示すことの重要性を再確認しましょう。

目次